August 05, 2006

すばらしい名人戦に!

 名人戦主催問題が一応の決着をみた。表決で決まった以上、あれこれ非難するより、新規名人戦がすばらしい発展をすることを一ファンとして望む。初手のミス、手順前後あったことは否めないが、今の局面の中で最善手を求めて、我が新潟県の原田九段のいう、将棋界、将棋道、将棋連盟、いわゆる「界・道・盟」のためにすべての棋士、ファンが一致団結してすばらしい名人戦にしてほしいと願う。
 再来年の名人戦が将棋連盟、朝日新聞、毎日新聞、全国の将棋ファンが感動できるものになるために、すべてが叡智を結集してアイデアを出せばいいのではないだろうか。
 私個人としては残念な結果ではあったが、決まった以上は何も言うまい。将来の結果がすべてを語ってくれるだろう。未来はわからない、そして創るものであろうから。だから、将棋ファンをやめるとか、将棋世界は買わないと
か退嬰的な書き込みはしてほしくない。
 名人戦の解説会が全国でリアルタイムで開催され、将棋ファンが興奮するような熱戦を期待しよう。
 僕は死ぬまで将棋が好きだと思う。そして、死んでも将棋界が発展していることを願う。将棋名人戦は誰かのものかもしれない。でも将棋は誰のものでもない。
 将棋は誰もが楽しめる、日本古来の伝統文化・・・・・・ですよね。
この騒動がいつか笑い話になるような、あっとおどろく一手を見せてほしい。

 朝日新聞様、毎日新聞様、将棋連盟様


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July 23, 2006

将棋界の一番長い日

 おー、久々の更新だ。
 昨日は職場の将棋部のプロ指導会だった。9月の職団戦に向けてのスパーリング。しかし我が部の参加率が悪く、仲間の新潟市役所将棋クラブの応援を得て実施できた。東京出身ながら新潟在住のプロ棋士、大平四段の実戦解説、指導将棋、そして夜の交流会と楽しいひとときを過ごした。
 夜の交流会では、大平四段のブログ、トリビアの泉「ZONEのコンサートを見るためにノータイムで勝った棋士がいる。90へーーー」で盛り上がった。8月1日は将棋界運命の日(名人戦が毎日新聞か朝日新聞かが決まる)なのだが、この話題は味が悪すぎるので遠慮。
 将棋界を盛り上げるアイデアでは、すばらしいアイデアが出たので紹介しよう。あのA級順位戦最終局「将棋界の一番長い日」をゴールデンタイムで放映すれば最高だ、という意見だった。わたしもあの番組が始まった時、それを見たいためにBSアンテナをいれたし、第1回の時は休みを取って興奮して見たっけ。
 理想をいえば、将棋界最後の日は、1.土曜日であること 2.ゴールデンタイムの19時~22時ごろに放映できるようにすることだ。現在は平日であり、朝9:00~10:00,夕方16:00~18:00の放映である。仕事をしている一般の人は見れる時間帯ではない。これからのファンの大きな担い手である少年少女が見れることも大事な要素だろう。
 では、どうすればいいのか。まずは土曜日対局が望ましい。将棋界もファンが大事だと思う。ならばスポーツと同じように興行的要素を考えてほしい。今の持時間、対局開始時間だとどうしても終盤のもっともスリリングな局面は22時~25時あたりになってしまう。対局開始を9:00にして、持時間を5時間にすれば、3時間短縮されてゴールデンタイムにあの緊迫の終盤戦が全国のテレビで流れる。一考の余地はあると考える。
 将棋界は、棋士の立場が優先されるようだけど、将棋の普及、興業精神があるならばスポーツと同様に土日の活用、夜のいい時間帯での放映など考えていいんじゃないかな。
 プロ野球、サッカーが夜10時の開催なら当然すたれる。ファン、観戦者あっての趣味、余暇であろう。

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June 05, 2006

将棋界隆盛の道

 筆者が将棋界に興味をもったのは、昭和43年頃の高校生の時だった。学校には廊下に三大新聞と地方紙が閲覧できる場所があった。授業の合間にすべての将棋観戦記を読むのが楽しみであった。巨人、大山名人に若手が挑戦する構図の時代だ。最も驚いた記事は現役A級の山田道美八段(当時)の急死。打倒大山を公言し、いち早く研究会を主宰した名棋士であった。中原時代はこの山田八段によるところが多いと聞く。
 さて、将棋界の隆盛には、時代時代の発展するための要因があったと思う。その歴史をたどりながら、これからの将棋界隆盛の道を探ってみたい。
 世襲制名人最後の関根13世名人が、実力制名人という画期的英断から考えてみよう。この時代の話は当然ながらいろいろな本からの推測だが。
 戦時中から終戦のあたりまでは木村義雄無敵時代といわれる。無敵時代というのは人気がないかといえばそうではない。当時相撲は双葉山無敵で隆盛を誇っていたという。やはり、強い者にあこがれる、また、誰が倒すのかの興味も増す。大鵬、北の湖、千代の富士が強かった時代。野球なら巨人V9時代など1強でも人気はおとろえなかった。羽生7冠王の時代ともいえる。
 戦後、塚田、升田、大山の若手三強が次期名人候補としてしのぎを削っていた時代を経て、升田VS大山の激闘が続く。同門ながら対立抗争的な勝負にファンは魅了した。今はみんな紳士な棋士が多いが、昭和53年?の森八段の剃髪での挑戦。これには驚いたし興奮した。森八段のパフォーマンスは自らを鼓舞するとともに将棋界に一石を投じた演出ではなかったかと思う。今ボクシング界が、過激若者の出現でファン層を拡大している。行儀がいいだけでは隆盛はのぞめない。悪役的存在も必要なのかも知れない。ただ、誰がと言われるとこまるのだが、現状では、渡辺竜王、山崎六段、橋本六段にその素養があると見た。過激発言でもたくさんのファンがつく棋士であろうから。
 人気の升田、実力の大山は、相撲では、人気の柏戸、実力の大鵬につながるだろう。昭和46年の大山VS升田の「升田式早石田」は奇襲戦法に独自のアイデアを盛り込んだ将棋史上最高の7番勝負だったと思う。新聞でしか情報が入らない時代に、翌日の新聞をあさったことが懐かしい。
 スーパースターの出現は隆盛には欠かせない。神武依頼の天才、中学生プロ棋士加藤一二三、棋界の太陽、中原誠、彗星の如く現れた、谷川浩司、そして棋界統一の羽生7冠王の誕生。これが私の見る三大スーパースターだ。今なら、渡辺竜王がこの一角に続くかはこれからの活躍しだいだ。彼のブログは、棋士の日常をさりげなく表現していて、アクセス数、人気がすごい。今の将棋界をもっともっと興奮させる最前線にいることは間違いない。
数年後、羽生4冠VS渡辺3冠の名人戦が実現したら、世代間抗争の劇的名人戦になるのは間違いない。
 将棋界隆盛の道、今日はこれぐらいにしておこう。       ・・・・・・つづく・・・・


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May 30, 2006

名人戦問題

 今年の名人戦問題は、昨年の瀬川問題と異なり、安易なコメントはしにくい。瀬川問題は未来に向かう夢があったが、今回の問題は夢というより沈静化してほしいと願うのみである。
 将棋ファンの多くは将棋が好きという人が多く、将棋界について興味をもっている人は一部の人間と思う。たとえば、競馬ファンは競馬に賭けることが好きであり、馬が好きであり、騎手が好きなのである。運営団体の日本競馬会(JRA)に興味をもっている人は少ないであろう。
 週刊誌もいろいろ書き立てており、日本将棋連盟が厳しい状況になることを怖れていたが、幸い、事案の先送り感はあるものの棋士総会での結果をみると、危機的状況を脱したのではないかと安堵している。社員が会社の経営状況、未来構想など真剣に考える機会ができたことは、お騒がせの中にも意義があったと考える。将棋は生活必需品ではない。が、趣味という生活の癒し、潤いのある日本古来の伝統文化である。魅力がなければすたれる。人気が出れば世間の話題になる。
 ぞくぞくするような名勝負、スーパースターの出現こそが隆盛の源であろう。私が興味をもった時代の、昭和46年、大山対升田の升田式石田流の名人戦激闘7番勝負、昭和50年の中原対大内の第7局、大内大優勢の封じ手、昭和52年の中原対森の第1局の剃髪の挑戦・・・・・・興奮したなあ・・・
 2年連続の羽生7冠の挑戦・・・これが最後の興奮かなあー。将棋ファン獲得の道・・・興奮するような名勝負です。
 競馬だって、相撲だって、サッカーだって面白くなってます。野球だって交流戦という戦法でがんばってます。
将棋でも、もっと、もっと興奮させてほしいです。どこが主催かではないのです。どうすれば盛り上がるかなのです。臨時棋士総会では、そんな内容の議論を期待したいです。
 次回は将棋ファン拡大、そんな案を考えてみたい。(更新は遅いけど・・・)

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April 11, 2006

職団戦Aクラス残留

 4月9日 第90回職団戦チーム結果
 会場は初の東京武道館(綾瀬市)
Aクラス
 1回戦 対リコー(2)   3-2で勝ち(これでAクラス残留確定)自身は相矢倉(後手)で勝つ
 2回戦 対野村証券(1) 1-4で負け 自身は、週間将棋連載の最速引き角戦法(先手)で勝つ
S級は ジュポン化粧品(1) 4-1 リコー(1)
 30人のプロ棋士指導、女流棋士(5人団体・2チーム)のエキジビション団体戦などすばらしい企画
米長会長のアマを大切にする企業理念が浸透しつつあると感じる大会だった。。
指導将棋は、堀口一史座七段に角落ちで教わる。結果は負け
 くわしい感想などは後日にしよっと

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March 18, 2006

プロ魂を見た

 昨日はB級順位戦の最終局だった。まずは状況を確認しておこう。昇級争いは、まず深浦八段が9-2で昇級確定。残る1つは8-4で空き番の阿部八段と8-3で勝てば昇級の中川七段の二人が争う。深浦ー中川は、深浦は勝っても負けても順位は変わらない。一方、中川は勝てば初のA級と八段昇段がかかる。しかし、負ければ同率頭ハネで昇級できない。いわゆる片懸賞の状態である。しかし、将棋界には自分に関係なく、相手に取っては人生がかかる試合を全力で戦うことが美学とされる「米長哲学」が存在する。
 結果、深浦が勝った。これこそプロ魂か。無念なり中川。そして、序盤3-1で昇級候補と目されていた先崎八段が4-8でよもやの頭ハネの降級をくらった。二人とも米長門下であるのが因縁めいている。週刊文春掲載の「先ちゃんの浮いたり沈んだり」のエッセイはこの悔しさをどう表現されるのだろうか。いずれにしてもこの悔しさを来期にダブル昇級で晴らしてほしい。
 同じようなことが第1回WBC(ワールドベースボールクラシック)で起こった。アメリカーメキシコはアメリカが勝てば準決勝進出、メキシコは勝っても準決勝には進めない。メキシコが勝った場合は、日本、アメリカ、メキシコが1-2で並び、その場合当該チームの失点が順位を分ける。その失点は、アメリカが5点、日本が7点、メキシコは6点ですでに脈なし。アメリカは負けでも0-1なら失点率で上回る。このような状況で結果は2-1でメキシコが勝った。失点は日本とアメリカが5点で並んだ。しかし、日本はアメリカに9回3/2のサヨナラ負けだったその1/3アウトの差が日本2位になったのであった。メキシコは日本に対して何の義理立てもないはずだ。むしろアメリカの大リーグに何人もの選手を送っていることを思えば、むしろアメリカに気を遣う立場かも知れない。しかしプロの魂はそれを許さなかった。
 日本はメキシコの足を向けては眠れない。そして3度目の韓国戦、3タテはなんとしてもやってほしくない。しかしお互いプロの世界、根性だけでは勝てない。強いチームが勝つ・・・・いや、勝ったチームが強い。

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March 13, 2006

将聖・羽生七冠王

 17世名人、谷川浩司のあとに続く18世名人は誰になるのだろうか?羽生3冠が4期、森内名人が3期、佐藤棋聖2期、丸山九段2期と続く。実績からみてぜひ羽生さんに取ってもらいたいものだ。森内名人が逆転して先に永世名人の可能性は高いかもしれない。また、羽生3冠が不運にして永世名人になれないことだってありうる。しかし、あの前人未踏の7冠王が永世名人でないことがあっていいのだろうか・・・・
 囲碁には歴史上二人の聖がいる。碁聖・道策と棋聖・秀策である。ならば将棋界にも永世名人と勝るとも劣らない聖があっていいのではないだろうか。そうだ、将聖・羽生善治七冠王なんてのはどうだろうか。この時代に将棋ファンであった誰もが認めると思うのだが・・・
 名人挑戦者のプレーオフが16日に行われる。谷川将棋のファンでもあるのだが、ここは羽生さんに勝ってもらってついでに名人を取り、永世名人になってもらうのがいいような気がする。そして来年は羽生名人に谷川さんが挑戦して名人に返り咲く。そして、次は谷川名人に森内さんが挑戦して永世名人をねらう。そして・・・・・・
 これじゃ、いつまでも話が終わらんな・・・・
 で、言いたいのは、7冠王は「永世名人」か「将聖」になるよう働きかけてください。将棋記者クラブのみなさん。
25世紀の将棋の世界に、羽生さんの名前が燦然と輝くような冠を残しておいてほしい。

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March 12, 2006

支部名人戦団体戦

 支部名人戦の団体戦県予選に出た。メンバーは奨励会候補の中学生、県将棋界の将来をささえるであろう人の自分の中では豪華キャストであった。当然県代表が狙えるメンバーと思っていた。
予選リーグ 3-0、3-0、3-0で決勝トーナメントへ
決勝トーナメント 
1回戦 3-0 準々決勝 3-0
ここまで無傷の15-0 うーんいい感じだ。しかし将棋は内容が悪い、逆転が多かった
そして準決勝、予選リーグで3-0と圧勝したチームだ。しかし結果は0-3 あちゃー完敗、でも、1-2でなくてよかった。団体戦は負ける時は完敗にまさるものなしだ。味ワルではなく、すっきり負けなのだ。来月は職団戦がある。勝つときは3-2,負けるときは0-5これがいい。うらみっこなしなのだ。
おまけの3位決定戦は2-1で勝って、ささやかな賞品がはいった。ちなみに優勝は準決勝で我がチームを粉砕したチームが2-1で勝った。ま、よかったかな。ぜひ、全国大会ではまずは予選リーグ突破してほしい。
10時から18時までの8時間労働、幸せな人は県代表の支部名人、シニア名人、団体の3人のたったの5人だけ
100人以上の不幸がそこにはあったが、みんなそれなりの満足感で家路についたのでありました。

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ドラマチック将棋界

 久々に将棋界の面白さを書いてみよう。3月は年度の最後の月で面白い勝負が続く。
 まずは、7日のC級1組順位戦、山崎六段がぶっちぎりで抜けてあと1人の状況。自力の渡辺竜王がすんなりと思われていたが、対窪田五段戦は苦戦、一方キャンセル待ちの岡崎六段は優勢を築いていた。しかし、その岡崎六段は逆転の苦杯を喫してしまう。
 同日行われていた第55期王将戦は、佐藤棋聖が3連敗後の3連勝と驚きの粘りを見せた。囲碁界には何度か起こっている3連敗4連勝が将棋界で初めて起こるのか?その1局が新潟県の佐渡で行われる。過去唯一の3連敗3連勝は、昭和53年の十段戦で起こっている。中原十段(○○○●●●)米長挑戦者から中原が辛くも防衛した。さて、初の快挙が起こるのか目が離せない。話題性からいえばぜひ実現してほしい。その分、羽生さんのは16日の名人挑戦者プレーオフを勝ってもらって、ついでに名人になって永世名人になってほしい。
 逆転のドラマはまだまだ続く。9日の奨励会三段リーグは13勝3敗の稲葉三段が連敗、11勝5敗の中村太三段が連勝で両者13勝5敗で並んだが順位上位の中村が頭ハネでプロ四段の切符をつかんだ。確率的には1/16が簡単に起こってしまう。勝負は何が起こるかわからないとつくづく感じる。
 10日のB級2組順位戦は、これまたすごい結末であった。自力の66歳内藤九段、キャンセル待ちは杉本七段
、屋敷九段ー森九段の勝者という構図から、詰将棋の名手、内藤九段が積みを逃して大逆転負け。勝っていれば新記録の昇級だっただけに残念。それで浮上した杉本六段は降級の決まっている富岡七段八段に負けてしまう。もっとも順位の悪かった森九段が奇跡の昇級、新記録ではないが59歳の昇級はすごい。このクラスは終わってみれば、23人リーグで3位がなんと6勝4敗、また、6勝4敗が9人という大混戦なのだ。
 これから、C級2組最終戦、B級1組最終戦、名人挑戦者プレーオフ、王将戦最終局とぞくぞくする対局が続く。将棋よりも勝負のドラマが面白い。


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August 24, 2005

オンライン指導対局

 谷川九段がヤフーで無料オンライン指導対局を行った。ファンにはたまらない企画であった。また、ライブドアでも同様に企画が予告されている。新しい形の普及で、これも瀬川アマプロ編入試験におけるビッグローブ配信の波及効果と思う。新しい将棋界の黎明を感じる。

 これも米長体制、そして普及担当ほかの理事の大活躍と喜んでいる。ここまでくれば、楽天も参入してくれそうな気がするがどうだろ?発展には一方通行はない。将棋界が発展し、企業も発展しそしてファンが喜ぶ。普及も経済もそうしたものだろう。

 瀬川さんが1勝してほっとした。次の久保八段戦もいい将棋を見せてほしい。関西の棋士の温かい対応に敬意を表したい。かつてのぎすぎすしたアマ、プロ対抗意識はもはやない。米長理論の「アマはプロを尊敬し、プロはアマを大事にする。」の精神が浸透してきているのだろう。

 次はどんな仕掛けを見せてくれるのか。それも楽しみとしよう。
私の企画案は「グラビア将棋の世界~将棋プロ棋士の素顔~」という月刊誌
プロ棋士はもっと露出し、女性ファンも獲得せよ。競馬界は武豊だけではない。将棋界は羽生善治だけではない。

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